Exhibition

のびちぢみの町

民佐穂

2022.6.4()−6.22()

10:0018:30

※6/14()定休日

会場:Cyg art gallery

〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-8-15 パルクアベニュー・カワトク cube-Ⅱ B1F

https://cyg-morioka.com/archives/1780


カレンダーに斜線をひいて月日を送る。柱にキズをつけて身長を測る。こうした記録は、漠然とした時間の流れに区切りをつける。記録の上に過ぎ去った時間が積み重なっていく。 たとえば「皮膚」はもっとも近い「記録」の表面と言える。皮膚のキズや乾きは、内部と外部から再生と保護を繰り返す。また皮膚が赤くなったり青ざめたりする変化も、私たちの体内を保護している。 塗料を乗せては削る作業も、皮膚のサイクルと同じように起伏を繰り返す。ヘラで動かす表面が乾いて固まるまで、常に生まれては消える時間がある。その過程で思いがけない「場所/空間」が立ち上がり、素材がもつ「皮膚の記録」が場所の意識へと運んでいく。 目(視覚)が場所の遠近・光量・地形を捉えるならば、皮膚(触覚)は場所の天候・気温・湿度を捉える。「目の記憶」と「皮膚の記憶」は互いに交わりながら、「場所/空間」を形作っているのではないか。遠くの木々の揺れを見ることと、頬に触れる風を感じることは同時に起こっている。